EDの原因は精神的ストレスだけではありません

EDの原因としては、大きく分けて、交通事故などで陰茎そのものや勃起をつかさどる神経や血管が傷害されて引き起こる「器質的ED」。

糖尿病や肝臓病や腎臓(じんぞう)病などの身体疾患やうつ病などの精神疾患に伴って二次的に勃起不全が起こる「症候性ED」。そして心理的な要因によって引き起こされる「心因性ED」の三つがあります。

最近、EDに悩む人が増えているようですが、特に、年齢が進むにつれ、成人病、現代病の影響でEDになるケースも多いようです。

まず、高血圧に注意した方が良いでしょう。中高年で高血圧の人は、10人に1人の割合でEDになるという結果報告もあったりします。EDを自覚したあとに心臓や血管の病気が発見されることがあるので、体全体の健康のチェックにもつながります。

糖尿病もEDに関わってきます。

これは、脳からの指令を体のすみずみに送る神経のはたらきが鈍って(糖尿病性末梢神経障害)いくら脳が興奮してもその指令が陰茎まで届かなくなってしまうことによります。また動脈硬化も起こしやすいので、陰茎に血液が運ばれなくなりEDになるケースもあります。

30~40代の男性の場合、ストレスも大きく関わってくるものです。精神的なストレスがあると、神経の性的な興奮がうまくペニスに伝わらないために、EDが起こりやすくなります。

原因としては仕事や夫婦関係など日常生活におけるストレスの他、性交がたまたまうまくいかなかったことよる心理的プレッシャーなどが原因となったりします。

50歳を過ぎると、どちらの要素も合わさった混合型も結構多くなってきます。特に、糖尿病や高血圧、外傷などに精神的な要素が加わってEDになっていることが多いといわれています。

さらに、病気を併発している場合、治療のために服用している薬物もEDの原因となることがあり、このようないろいろなものが複雑に絡み合ったりしてEDを起こすこともあるのです。